洋裁をされる方は経験あると思いますが、アイロン接着した接着芯をはがしたい時ってありますよね?
そう、「ヒューズアウト」は接着芯の剥離剤(はくりざい)なんです。
接着芯というのは使用する生地の補強の役目をする物ですが、芯には裏側にあらかじめ細かい粒状の樹脂糊が付いていて、アイロンの熱で生地の裏側に接着させて使います。
一度しっかりと貼った接着芯は簡単には剝がせません。でも、まれに間違えて貼ってしまう事もあって、裁ち直す生地がもう残っていなかったりすると、どうにかして芯を剝がしたい、という事になるわけです。
少しアイロンの蒸気を当てて樹脂をやわらかくしてから、無理矢理にはがそうとすると、樹脂糊が生地の裏側にべったりと残ってしまったり・・・
そんな時こそ「ヒューズアウト」の出番です!

それではここから実際に接着芯はがしをやってみたいと思います。
① 2枚の生地に接着芯を貼ります。

② 一方の芯をアイロンの蒸気を当ててからはがしてみます。

結構力が要ります。樹脂のつぶつぶが生地に残ってしまいました。
③ もう一方の生地にヒューズアウトをスプレーします。完全に濡れるくらいたっぷりとかけます。

④ 10秒~30秒待ってからはがしてみます。

簡単にはがれます。糊残りもほとんどありません。
⑤ 乾いてから、残った樹脂糊を古歯ブラシなどで軽くこすります。

⑥ ガムテープで残った樹脂糊を取ります。

⑦ きれいにとれました!

如何でしょうか?これなら貼り間違いも怖くありませんね♪
※一部使えない生地があったり、染色が落ちたりする事もありますので、注意書きをお読みになり、端切れなどで試してからお使いくださいね。
リンク
2 Replies to “困ったときの「ヒューズアウト」”
Comments are closed.