ハサミ研ぎに出しました!

こんばんは~(^^)/
以前ハサミ研ぎについて取り上げた事がありました。
消耗品の小バサミなどはセラシャープナーで自分で研いだりしますが、大事な洋裁鋏は、やはりちゃんとした業者さんに研いで頂くのが良いですね。

1年くらい前、お客様から裁ち鋏を二丁頂きました。
28cmの長太郎と26cmの庄三郎です。
どちらも言わずと知れた一流鋏です。
お母さまがご高齢で、もう洋裁を卒業されたとの事で、鋏の他にもたくさんの洋裁道具や付属材料などを譲って頂きました。

私はすでに長年使っている庄三郎が二丁ありますので、私が講師を務めている洋裁教室で使おうと決めていました。
ただ、どちらも刃の部分にすこし錆がきていましたので、研ぎに出してから教室に持って行こうと考えていました。
ところが、自分の仕事上、必要に迫られているわけではないので、つい億劫になり、そのまま1年以上経ってしまっていたのでした。

そんな中、最近、教室の生徒さんから私がずっと欲しかった鋏を頂いたのです。

それがドイツ・ゾーリンゲンの「こうのとりハサミ」です。

ゾーリンゲンと言えば、刃物製品の生産地として有名ですよね。
日本で言えば新潟の燕三条といったところでしょうか。
質実剛健のドイツ製でありながら、このビジュアル!
持っているだけでテンション上がってきます♪

こうのとりハサミは小さな手芸用はよく見かけますが、私が頂いたのは全長16.5cmの結構大きなタイプです。
この大きさの物は実店舗ではほとんど見かけませんし、ネットでも扱っているショップは僅かです。
しかも正規輸入品はなかなかのお値段です。

こんな良い物を「使ってないから」と惜しげもなく。
しかも洋裁を習っているのだからご自分で使ったって良いのに、わざわざ私にくれるなんて。
「本当にいいの?」と何度も念を押しました。
でも「くれる」と仰るのですもの。

ありがとう!!m(__)m

 

ところで、この「こうのとりさん」、くちばしにすこ~し錆が出ていました。

というわけで例の裁ちばさみと一緒に、今回三丁いっぺんに研ぎに出すことにしました!

 

《新宿オカダヤ服飾館6F》
業者さんは鋏の老舗メーカー、「正太郎」さん。

持って行ったのが7月20日。
だいたい2週間くらいかかるとの事でしたが、本日出来上がりのTELが入りました。
さっそく引き取りに行ってきましたよ♪

 

受け取り窓口で一応試し切りをさせてもらえます。
裁ちばさみはネジの締め加減も良く、布のつかみ、切れ味、申し分ありません。
こうのとりさんも小さいながら細いくちばしでちゃんと布を切ってくれます。
細い糸ももちろんスパっと切れました!
錆もきれいに無くなって、ピカピカです!

ちなみにお値段ですが、28cmの長太郎が2000円、26cmの庄三郎が1600円、こうのとりさんが1840円でした。
割とリーズナブルですが、正太郎さんの腕は折り紙付きです!

オカダヤさんのブログで鋏研ぎの紹介をされているので、ご興味のある方はご覧になってみてください。

ピンキング鋏もやってもらえるみたいですね!
糸切り鋏もこんなに安いのなら、今度お願いしようかな♫

 
今回ピカピカになった裁ち鋏二丁は、さっそく次回のお教室に持って行こうと思います(^^)
こうのとりさんはしばらくは使わずに、眺めてニヤニヤしたいと思います(#^^#)

 
というわけで、それではまた~(^.^)/~~~