こんにちは~(^^)/
最近ハマっている「キッチン染め」。
このブログでもたびたび取り上げております。
図書館の本でいろいろ調べてみると、私たちの身の回りにも色々と染色に使える材料がある事がわかりました。
特に野菜の皮や殻など、普段は捨てている物でも立派な染料になると知ってからは本当に楽しみが増えたように思います。
これらをちまちまと取っておくのも毎日のルーティーンになりました。
まず、おなじみの「玉ねぎの皮」。
2人住まいではそんなに大量に玉ねぎを消費しませんから、皮を貯めるにはちょっとした反則ワザも使います。
どういう事かと言うと・・・
近くのスーパーには5個くらい入った袋詰めの玉ねぎと、バラ売りの玉ねぎがあります。
バラ売りの方は、ダンボール箱にどさっと入っている玉ねぎを自分で備え付けのビニール袋に詰めて、レジに持って行くわけです。
私はバラ売り玉ねぎを1個だけビニールに入れ、それから、ダンボール箱の中に大量に入っている皮も豪快に鷲づかみにして、袋に入れてしまいます。
そのままだと怪しまれるので、できるだけ空気を抜いて、口を縛ってしまいます。
ビニール袋の外側から見れば、どこから見てもただの1コの玉ねぎです。
そうやって、1個につき5個分くらいの皮も一緒にゲットします。
なんてセコい・・・(;^ω^)
そんな声が聞こえてきそうですが、スーパーのゴミ削減にも協力しているのですから、ウインウインだと勝手に思っています(*^^)v
玉ねぎの皮は白い所は取り除き、さっと洗ってからネットに入れて天日乾燥させて保存します。
次にこれまたおなじみの「コーヒー」の出し殻。
以前はドリップした後そのままジッパー袋にいれて冷凍保存していたのですが、たまってくると貴重な冷凍室のスペースを圧迫してしまいます。
それで、最近はドリップした後は出し殻をバットにあけて天日干しし、乾燥させてから保存しています。
見た目には、「もう一度飲めるんじゃない?」というくらい、出し殻感はゼロですよね?
週に2~3回作るスムージーの材料の一つでもある「アボカド」の皮。
皮を剥いたら、残っている果肉の部分はきれいにこそげ取り、これまた天日干しにします。
ちなみにアボカドの皮は煮出した液はみょうばん媒染できれいなピンク色に染まるそうです。
まだ試したことはないのですが、とっても楽しみ♡
たま~に食べる「落花生」の殻。
これもまたベージュ~茶色系の染料になります。
特に茶色い薄皮の部分が良いみたいです。
確かに、食べるとちょっと渋くて、タンニンが含まれている感じがしますものね。
すでに乾燥しているので、そのまま取っておけばいいのは有難い(^^)
その他、ぶどうの皮や栗の皮(甘栗の殻でも良いそうです)、これからの季節ならどんぐりも染料として使えます。
秋になれば近所の遊歩道で山ほど拾えるので、今から楽しみです(^^)/
ちなみに、どんぐりは中に虫がいるかもしれないので、電子レンジで加熱してから干すと良いそうですよ。
煮出す時は細かく砕いだ方が濃い液が煮出せるそうです。
さて、私がやっている染色のためのルーティーンはこれだけではありません。
「貯めている」というよりは「育てている?」と言う方がふさわしいかもしれません。
鉄媒染剤を手作りしている事は以前お話しましたね。
作り方は人によって色々あるようなので、興味のある方は調べてみてください。
私がもう一つ手作りしているのが「銅媒染液」。銅線を丸めて瓶の中に入れ、食酢を半分くらい注ぎます。
そのまま蓋をして放置しますが、一日1回瓶を振って、銅線に付いた緑青(緑色のサビ)を食酢の中に溶かします。
この時、瓶の蓋を開けて、空気を入れるようにすると、良くサビが付いてくれます。
十分緑青が溶けた液は別の瓶に移し、銅線にはまた新しい食酢を入れて、繰り返し媒染液を作る事が出来ます。
こうやって銅線の瓶を振ったり、コーヒーを干したりする事はすっかり私の日常となりました。
染色のためにやっているのに間違いはないのですが、こういった行動そのものが、もはや楽しみになりつつある・・・
こんな事をする余裕すらなく、仕事に追われていた以前の自分を思い出し、つい笑ってしまいます(*^-^*)
ところで、生地を染める場合、たんぱく質が含まれているウールやシルクなどは良く染まりますが、綿や麻などの植物性繊維はそれに比べて染まりが良くないとされている事はご存じでしょうか。
でも、植物性繊維でも濃く染める工夫もあります。
市販の濃染剤を使うのが最も簡単ですが、無調整豆乳の中にしばらく浸し、そのまますすぎをせずに干して下処理をしてから染めると、良く染まるようになります。(豆乳下地)
また、お洗濯の時に使う「柔軟剤」の中にも濃染効果のある成分が含まれているそうです。
試した事はないので詳しくはわかりませんが、家にある物が利用できるのは便利ですよね。
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というわけで、今日は「キッチン染色」のための私のルーティーンをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今はたいていの物が簡単に手に入る便利な世の中。
あえて身の回りの物を利用して、手間を楽しむのも悪くありません。
そんなゆっくりとした時間の中に身を置く心地良さに気付いたのも、もしかしたらこの「コロナ禍」があったからなのかもしれません。
さあ、アボカドで何染めようかな?