ミシンに愛情を!

こんにちは~(^O^)/

最近、お教室で長く使っていたミシンが1台故障し、再起不能になるという出来事がありました。

ミシンは教室のオーナーさんの所有の、ジャノメ「セシオ9090」という機種。

少し古い型のミシンでしたが、割と最近メンテナンスが済んでいましたし、前回の教室でも問題なく使えていました。それが突然の故障。

いつもお世話になっている小金井のミシン屋さん「アイミ商事」さんに見てもらったところ、交換部品は生産終了、メーカー側から修理不可、という回答との事。

このミシンは通常の家庭用ジグザグミシンとしての機能の他に、刺しゅう機を取り付けて刺繍ミシンとしても使える、当時としてはハイグレードコンピューターミシン。
でも、刺しゅう機を取り付けて使った事は一度もありませんでした。

長年刺繍機能を使っていなかったため、刺しゅう機を取り付けて動作させる部分が固着してしまったようです。
通常のミシン縫い作業をする部分の不具合ではないので、物理的には問題ないはず。
ところが、コンピューターが刺しゅう機取り付け部の不具合を感知し、エラー判定をするために、その後のすべての機能が作動しなくなってしまった、という事のようです。

アイミさんによると、このようなミシンの場合、使わなくても時々は刺しゅう機を動作させる必要があるようです。

なるほど~。。。

結局、代わりに新しくミシンを購入する事になったのでした。

 

それにしても、最近の家庭用ミシンは総じて多機能ですよね?
でも、ほとんど直線縫いしか使っていない、という話をよく聞きます。
自分のミシンにどんな機能が付いているのかも良く知らない、という方がほとんどかもしれません。

それでも使っているならまだ良い方で・・・
何年も押し入れにいれっぱなし、という方も少なくないと思います。

新品未使用品ならともかく、ある程度使用していたミシンを、その後しばらく使わないで置いておくのは、かなり危険な行為なのです。
というのも、ミシンの内部では、入り込んだ繊維のホコリと機械油が経年により固まり、それが不具合の原因になる事が多いからです。

先日も2年ぶりに帰った実家で、「久しぶりに使おうと思ったらミシンの調子が悪いので、様子を見て欲しい」と言われました。

機種はJUKIの「ニューアローネ」という、とっても古い型のミシン。推定年齢30歳。

これもお教室のミシンと同じで、刺しゅう機を取り付けて使える、当時ではハイグレードタイプ。
同じように刺しゅう機を使った事はないらしい。
いや~な予感・・・

縫ってみると、確かに縫い目がつれているが、縫えることは縫えてる。
これならメンテナンスすれば使えるんじゃないかな。
ということで、近くのミシン屋さんにオーバーホールをお願いするように勧めました。

調べてもらった結果、縫いの性能は基本的に問題はないようで、縫い目不良は整備してもらえばなんとか改善するようでした。
ただ、スピードコントロールレバーが内部の固着のため機能しなくなっているものの、フットコントローラーを使う分には問題ない、との事。

というわけでひと安心(*^-^*)

とは言え、これも長らく使わずにいた事が原因を作ってしまった、とも言えますね。
そういう意味では、ちゃんと定期的に使ってあげる、という事は大切なんだなぁ、とあらためて思います。

 

ところで。

ミシンの取扱説明書にはたいてい最後の方に「ミシンのお手入れ方法」が書かれています。
針板をはずし、内がまを取り出して、糸くずやほこりを掃除するように明記されています。
「取説なんて読んだことな~い」なんて方、いませんよね?!(;^ω^)

実はこれ、とっても大事なんですよ。
ホコリをため込むことで、先述したように故障の原因にもなりますし、縫い目不良になったりします。
工場にいた頃は「週に一回は針板や送り歯を外して掃除をするように」と言われてきました。
工業ミシンの場合、送り歯の溝にたまったホコリがミシン油を吸って、生地に油しみを作ってしまう事もあるのです。

ミシンを掃除するのにとっても便利なアイテムも最近購入しました!
充電式エアーダスターです!!

掃除機の届かない細かい部分のホコリを掃除するのに、優れもののアイテムなんです。
詳細についてはまたあらためて取り上げたいと思います(^^)/

 

***まとめ***

ミシンは単なる道具ではなく、いい作品を作るためには無くてはならない大切な相棒ですよね。
定期的にお手入れしたり、針を取り換えたりして大切に使う事はミシンへの愛情です。
ミシンを気遣える人は、きっと愛情あふれる作品が作れる人だと思います。
ぜひお使いのミシンをいたわってあげてくださいね~(^O^)/

 

 

One Reply to “ミシンに愛情を!”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です