日暮里繊維街

こんにちは(^^)/

昨日はとっても久しぶりに日暮里繊維街へ行っていきました。

どのくらい久しぶりかと言うと、前回行ったのが2月。
という事は10ヶ月ぶり。
自分でもちょっとびっくりするほどご無沙汰していたんですねー。
どうりで、久しぶりの日暮里はまた少し様変わりしていて、ちょっと戸惑いました。

繊維街内で店舗が移動していたり、見たことの無いお店が出来ていたり・・・
今まであったはずのお店が無くなって、代わりに好調店の姉妹店になっていたり•••
寂しいことですが、店の格差が広がっているような傾向を感じます。

私が日暮里繊維街を初めて訪れてから30年近く経ちますが、その間の移り変わりはまさに日本の縮図のようです。
衰退する繊維業界、デフレ、成長しない日本経済・・・
そんな中でも、長く繊維業界の隅っこに身を置いていられる私はラッキーなのかもしれないな、としみじみ思います。

 

さて。。。

日暮里繊維街を訪れた事がない方もたくさんいらっしゃると思います。
東京に住んでいて、趣味で洋裁をやっていても、そういう方は結構いらっしゃるんですよね。
確かに、もともと問屋街だったので、「素人には敷居が高い」という感覚は昔はあったと思います。

昔の日暮里・・・
お店の人も総じて愛想が悪いし(笑)、「小売りはしません」なんていうお店もありました。
商品タグなども付いていない事が多く、電話注文も基本的にはできませんでした。
ほとんどのお店は平日のみの営業で、夕方5時には閉まってしまいます。
それでも安さと膨大な品数。これが何といっても魅力。
宝探しの気分で、あちこち探検するのは楽しいものでした。

 

今の日暮里は、というと・・・
繊維街の公式ホームページがあり、各店舗の紹介や、繊維街マップなど、はじめての人にも利用しやすい工夫がされています。

 

 

自分が欲しい生地を扱っているお店を下調べして行く事ができるので、とても便利だと思います。
なにせ、膨大な数のお店です。
やみくもに見て行けば、あまりの品数の多さに圧倒され、一体自分が何が欲しかったのかもわからなくなってしまうかもしれませんから。

そして、最近の便利なサービスとしては・・・
気になる生地がいろいろあって、どれにしようかその場で決められない、という場合。
生地や商品タグを写真に撮っておけば、後日メールで注文できる、というもの。
代金着払いで自宅に郵送してもらえるのです。
送料や着払い手数料などはかかりますが、何度も行く手間や交通費を考えればこれは本当に助かりますよね。
格安アウトレット品などは無理かもしれませんが、たいがいのお店でこのサービスを利用できるようです。

私も昨日、お客さまにいろいろ写真を送って、ご相談しながらの買い物でした。
日暮里滞在中にお返事を頂けず、その場で購入できませんでした。
でも、このサービスのおかげでもう一度行かなくても済みそうです(^^)

日暮里の問屋さんたちも色々工夫しながら、この不景気の世の中を頑張っているんですね~。

 

ところで、繊維街と言っても「生地やさん」ばかりではありません。
糸やファスナーなどの服資材を専門に扱っているお店もありますし、ボタンの専門店もあります。
レースやブレードなどの専門店、皮革専門店、リサイクル着物店、ミシンショップ、洋裁教室・・・
昔は「生地やさんの街」という印象でしたが、今は洋裁に必要なほとんどの物がここで揃ってしまいます。

 

洋裁をやっている人なら、行かないなんて選択肢はありません!
地方の方も、コロナが落ち着いたらぜひ遊びに行ってみてくださいね♪

 

そういえば、昔ながらの街並みで人気の「谷中」も日暮里駅の反対側。
駅からすぐです。
谷中霊園には大河ドラマで話題の徳川慶喜のお墓もあります。
ご興味のある方はこちらも寄ってみられたら如何でしょう?

ただし、谷中に寄るなら、お買い物の前に行ってくださいね。

日暮里帰りはきっと大荷物になりますから(;^ω^)

 

それではまた~(^O^)/