洋裁は「段取り」が大切!

こんにちは~!

有難い事に仕事に追われる日々です(;^ω^)💦

忙しい時に限って先を読む余裕がなく、つまらない失敗をして自己嫌悪に陥ったりします。

生地の厚みや糸の種類、針の太さなどによってミシンの糸調子は変わってくるもの。
それを良く確認もせずにどんどん縫ってしまって、後で下糸の調子が悪い事に気付いたり・・・

この「縫い目を解く」という行為がどんなに時間と労力の無駄か。。。
よ~くわかっているんですが。。。
気持ちが焦っているとダメですね。。。

昔、サイドビジネスで車の運転をするお仕事をしていました。
運転者としての心構えとして「危険予測運転」という事を常に念頭に置いておくように言われていました。

例えば・・・
学校の前を通る時は「子どもが門から走って飛び出して来るかもしれない」と考え、減速する。
銀行の前を通る時は「財布にお金をしまいながら、前を見ずに出てくる人がいるかもしれない」と考え、減速する。
年配の方が自転車に乗っている横を通る時は「ふらふらと倒れてくるかもしれない」と考え、減速する。
・・・・・・・

洋裁でも同じ事が言えますね。

例えば・・・
「裏地を縫うのは苦手」という方は多いと思いますが、裏地のような「極薄地」は糸調子を合わせるのが難しいですよね。
表地と同じ糸や針を使い、同じ糸調子で縫ってしまうと、「縫い縮み」が起きてしまいます。

中肉の表地を縫う時は、たいて50番のテトロン糸か60番のスパン糸、針は11番を使う事が多いと思います。
でも裏地を縫う時は90番の糸、針は9番を使います。
上糸調子は少し弱くし、針目は細かめにします。
このひと手間で、格段に裏地がきれいに縫えます。

でもこの「糸替え」「針替え」「糸調子替え」などを何度もするのは面倒ですし、時間のロスになります。
なので、裏地を縫う時はできるだけまとめて縫ってしまうように段取りするわけです。

これはごく初歩的な例ですが。

生地を裁断する時に合印や「ノッチ」を入れますよね?
ほつれやすい生地の場合、私はノッチを入れた後その切り込みのところに「ほつれ止め筆ペン」をちょんと塗っておきます。
これだけでノッチが後から広がってしまうのを予防できます。
このように、過去の失敗から学習し、未然に防ぐためのひと手間を手順に組み込むのも段取りです。

 

つまり、「これをしたらこうなるんじゃないか?」と常に先を読み、避けられる失敗は避け、減らせる手間は減らす事が成功のカギになります。
そして、経験値が上がるほどますます段取りがうまくなり、仕事が小慣れてくる、という事だと思います。

漫然と同じやり方を繰り返すのではなく、よりスムーズに、よりクオリティを上げるように頭を働かせながら、ある意味ゲーム感覚で楽しめるようになれば👍ですね(*^^)v

 

それではまた~(^O^)/