接着芯選び、迷ったらコレ!

こんにちは―(^^)/

いよいよ2022年も今日が最後。

今年は忙しさにかまけて体調管理がおろそかになり、身体の不調に悩まされた1年でしたが、なんとか元気を取り戻し、明るい年越しを迎えられそうです。

本当に健康の有難さを実感させられました。
身体あっての仕事ですものね。
まだまだ好きなこの仕事続けていきたいので、来年は心身ともに健康第一で精進したいと思っております(^O^)/

 

ところで・・・

 

皆さま、接着芯ってどんなものをお使いでしょうか?

「接着芯なんて表から見えないから、何だっていいのでは?」

なんて思っている方がいたら、それは違います!
なぜなら接着芯の良し悪しで作品の出来栄えが全然変わってしまうからです。

特に洋服の「顔」とも言うべき

たいていの場合、接着芯を貼りますが、芯の違いで柔らかな雰囲気にもなれば、バリっとシャープなイメージにもなります。

昔、家庭科で習ったのかもしれませんが、「不織布の接着芯を裏衿だけに貼る」というやり方を守り続けている人を時々お見受けします。
昔は芯の種類も少なかったので、硬い不織布芯しか選択肢がなかったのかもしれませんが、芯地の質も種類も現在は驚くほど多様になっています。
もっと質の良い、適した接着芯を選ぶ事は容易にできるのです。

今でも不織布の接着芯は販売されていますが、間違っても「洋服」を作る時には使わないでくださいね(;^ω^)
理由は、「不織布マスク」が使い捨てである事を考えればおわかりだと思います。

 

さて・・・

大きな洋裁材料店へ行くと様々なタイプの接着芯が売られています。
洋裁を始めて間もない方は、どんな接着芯を使ったら良いのか、迷ってしまうかもしれません。

通常の生地と同じように巻きで売られている物はなんだか敷居が高くてよくわからないので、カットして袋詰めされている物を何となく使っている、という方も多いと思います。

でも、本当なら使う生地の素材や厚み、用途に応じて適した接着芯を使う必要があるのです。

また、店頭に置かれている接着芯の中には品質にかなりの差があります。

中には糊が少なすぎてしっかり貼れない物、逆に糊が多すぎて生地に染み出してしまう物、アイロンの熱で芯地が溶けてしまう物、経年劣化の激しいものなど、質に問題がある商品も少なからずあるのです。
そういった質の違いは一見しただけではわかりませんし、ましてや袋詰めされていては触ってみる事もできません。

ですから、安さに飛びついて、よくわからない安価な接着芯を買ってしまうのはおすすめできません。

ではどうやって接着芯を選べば良いのでしょう?

実際問題、接着芯の良し悪しは使ってみないとわからない事が多いのは事実です。
とは言え、片っ端から試してみるというのは不可能ですよね。

そんな時おすすめするのは「信頼できるメーカーの製品を選ぶ」という方法です。

確かにメーカー品はお値段も高めですが、多くの人が使い続けているだけに品質は確かですし、品番を覚えておけば同じ物をいつでも買う事ができ、迷う必要がありません。

 

具体的に私が生徒さんたちにおすすめしているのは、日東紡の「ダンレーヌ」というシリーズです。

その中でダントツのおすすめは「ダンレーヌR111」。

 


ソフトタイプで汎用性の高い芯地です。

生地なじみが良く、仕上がりが自然。
芯地そのものがしっかりしているので耐久性も高く、糊の付きも良いので、剥がれにくいのが特徴です。

比較的薄地の素材から中厚地の生地に使え、適用範囲が広いのがおすすめポイントです。
2枚、3枚と重ね貼りする事で厚地の生地にも使う事ができるので、これを常備しておけば安心です。

 

それから、もう一つおすすめなのが「ダンレーヌR0095」。

向こうが透けて見えるほどの極薄な芯ですが耐久性もあり、形状がワッフル状になっているので接着力が高く、一度貼るとなかなか剥がれません。
シルクや綿ローンなど、素材の柔らかさを保ちながら強度を増したい場合に最適です。

また、ファンシーツイードなど目の粗い素材には、全面にこの芯を貼ってから裁断すると、ほつれにくく、格段に縫いやすくなります。出来上がりの型崩れも防ぐ事ができます。

また、薄い布をしっかりさせたい場合、いきなり硬い芯を貼ってしまうと布と芯の馴染みが悪く、芯が剥がれてしまう事があります。そんな時は、布にまず0095を貼っておいてから、その上に硬い芯を貼るようにすると芯馴染みが良くなり、剥がれが少なくなります。

この「ダンレーヌR111」と「ダンレーヌR0095」の2種類を揃えておけば、重ね貼りのバリエーションも含めて、たいていの服作りに対応する事ができます。
芯選びに迷っていらっしゃる方は、ぜひ試してみてください(*^-^*)

ちなみに、ダンレーヌシリーズは数字の番手が上がる毎に芯の厚みが増していきます。
R111に続き、222、333、444
バッグを作る時などはR333を使ったり、R222を重ね貼りしたりする事もあります。
新宿オカダヤなど大きな材料店には置いてありますが、ネットショップならいつでも小ロットで買う事ができますので便利ですよね。
機会があればぜひお試しくださいね(^^♪

 

いつもの接着芯をグレードアップさせて、来年も洋裁ライフを楽しんでくださいね(^O^)/

 

それでは良い年をお迎えくださいませ(^.^)/~~~
 
 
 
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