ビッグサイズのボタンホールが家で出来ちゃう! その3

こんにちは(^^)/

大きなボタンホールを作るための装置。
今日は具体的にご説明していきたいと思います。

まず、用意していただきたいのがこちら。

こちらは全て100円ショップ「ダイソー」で入手したものです。

①配線カバー(ミニ)(幅9.5mmタイプ)
②コードフック粘着テープ式16個(金属製10mm×20mm)
③超強力アクリルフォーム両面テープ(透明19mm)

材料はたったこれだけです。

 

では作り方を説明致します。

 

1.配線カバーを1本取り出し、10cmの長さにカットします。

 

2.カバーを開いて、上の部分と下の部分にカットします。

3.上部分(コの字の方)はそのまま使います。これが右側のバーになります。

4.下部分(粘着テープが付いている方)が左側のバーになります。
写真のように横の出っ張りをカットして平らにします。

 

5.左側バーの裏側に付いている粘着テープを取り除きます。
剥離紙だけではなく、テープごと剥がします。

6.アクリルフォーム両面テープを10cm分カットします。

7.テープをさらに半分の幅にカットします。

 

8.左右のバーの裏側に、それぞれ2等分したテープを貼ります。
剥離シートはまだ付けたままにしておきます。

9.コードフックを2個取り出します。

10.一つは裏側に付いている粘着テープをそのまま使い、左側バーに貼り付けます。位置は手前から1.5cmくらいの位置。

この時、コードを押さえる細長い部分が左側に来るような向きで取り付けてください。

 

11.もう一つのフックは、もともと付いている粘着テープを取り除きます。

12.代わりにアクリルフォーム両面テープをカットして貼り付けます。

 

13.フックの細長い部分は垂直に立てておきます。

 

14.完成!

 

装置はこれで出来上がりです!

では実際にこの装置を取り付けてみたいと思います。
初めに、布の方の下準備をします。

ボタンホールを作る位置がわかるように、縫い始めと縫い終わりの位置をチャコペンで印しておきます。

ちなみに、「ボタンホールの長さ=釦の直径+釦の厚み」です。
今回はとりあえず5cmの長さのホールを作ってみることにします。

 

ホールの中心線(方向線)と、縫い始めの位置がわかるように、大きなミシン目で糸印を付けます。

 

装置の左側バーに、二つ目のフックを取り付けます。
こちらは、ホールの長さによって取り付ける位置を変える事ができます。

二つのフックの細長い部分の間隔をボタンホールの長さ(今回は5cm)にします。

 

さあ、いよいよミシンにセットしていきます!

 

押えは普通のジグザグ用押えを使います。

 

ミシンをボタンホールモードにします。

 

布の糸印を押さえ金の中心針位置ラインに合わせて布をセットします。

針の位置が中央に無い場合がありますが、布の中心線は押え金の中心に合わせてください。

ボタンホールレバーを下げます。

2本のバーはそれぞれ裏の剥離シートを剥がし、右用のバーは押えの右側に沿って真っすぐ貼り付けます。

剥離シートは使わない時には保護用に使用しますので、捨てないでくださいね。

ここで注意していただきたいのは、左用バーは押えの左側に沿ってセットしますが、押え金の左側に付いているネジが装置に干渉しないかどうか確認してください。
左側バーがネジに触れてしまうと縫いが進んでいかなくなる可能性があります。

確認できたら、左側バーの手前のフックがボタンホールレバーのすぐ手前にくるようにセットします。

さあ、これで準備完了です!!

この道具を使って、実際にボタンホールを縫ってみます。

 

 

どうでしょう?

結構きれいにできたと思いませんか?

動画は教室のJUKIミシンを使い、生徒さんたちに協力してもらって撮影しました!

また、私が所有しているブラザーミシンでも問題なく作れました♪

ただし、すべてのミシンで試してみたわけではありませんので、機種によってはうまく行かない可能性がありますので、その点はご了承ください。

 

さて、コンピューターミシンではこのような方法で、大きなボタンホールも全自動で縫う事が来ます。

一方、手動でボタンホールを縫うタイプの電子ミシンですが、こちらもこの装置を使って縫う事ができます。

やり方はコンピューターミシンの場合と同じで、ジグザグ押えを使い、同じようにセットするだけです。

後は、いつものように切替ボタンを操作して「前進」「後進」「かんぬき縫い」を順番にやっていけば良いのです。

 

なお、ひとつ注意して頂き事があります。

左右のバーと移動フックの裏側の両面テープは貼って剥がして繰り返し使えますが、粘着力が弱くなると、縫っているうちに布から外れてしまう恐れがあります。

粘着力が弱くなったら、水洗いして汚れを落とし自然乾燥させていただくと粘着力が復活します。

1着で複数のボタンホールを作る場合は、途中で洗って乾燥、というのはちょっと煩わしいですよね?

なので、装置は予備を作っておくと良いですね。

何しろ、材料はまだたっぷり余っているでしょうから(;^ω^)

あと、使い終わったら粘着面に剥離シートを付けて保管して頂く事をおススメします。

テープが汚れたり傷が付くのを防いでくれます。

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ここまで3回にわたって「ビッグサイズのボタンホールを作る」という方法についてご紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?

これからも、洋裁が楽しくなるようないろいろな事に挑戦していきますので、またご覧いただけたら嬉しいです(*^-^*)

 

それではまた(^.^)/~~~

 

#大きなボタンホールを作る方法

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