衿ぐり寸法にご注意を

こんにちは~(^^)/

久しぶりの更新になってしまいました(;^ω^)

毎日のように各地の豪雨災害のニュースが流れますが、東京は梅雨明け前だというのに、朝から真夏の暑さです💦

水分補給をこまめにして、しっかりと熱中症対策をしましょうね。

ところで。。。

夏はとにかく涼しい服が良いですね~

ゆったりとしたかぶりのチュニックなどは今の時期の定番アイテムだと思います。

衿なしで、袖も身頃からの裁ち出しフレンチにすれば、気になる肩は隠せて、しかも袖付けも必要なし!

1枚基本形のパターンを作っておけば重宝します。

色々アレンジを効かせたり、生地を替えたりして楽しめますよ♪

 

かぶりの服で重要なのが「衿ぐり寸法」です。

かぶって着るためには、最低限、頭が入らなくてはいけませんね。

一般的に成人の女性の頭周り寸法は56~60cmくらいでしょうか。

という事は、最低この寸法以上の衿ぐり寸法が無ければ頭は入りません。

あたりまえでしょ、って思われるかもしれませんが、意外と気にしないで作ってしまう方もいるんですよね。

先日も、アパレルさんのパターンを製図していて、「ん?」と思った場面がありました。

衿なし丸首で、後に4cmのスラッシュ明き(一番上にループとボタン)、というタイプです。よく見かけるデザインですよね。

わざわざ衿ぐり寸法を指定してきているのですが、その通りに製図すると、頭が入らない事がすぐわかります。

例えば衿ぐりの寸法が50cmだとして、4cmのスラッシュ明きを作れば、合計8cmのプラスアルファができるので、合計58cmになる・・・これは間違いです!!

 

実際の寸法はここを測ります。

 

プラスアルファは8cmにはなりません。この場合、増えるのはせいぜい3~4cmです。

アパレルさんでも、時々こういう勘違いがあるんですよね(;^ω^)

 

そうでなくても、スタイルブックなどの巻末に載っている製図なんかを鵜呑みにして作ってしまうと、「あれ?」「こんなはずじゃ・・・」という事が起こったりします。

また、最近ではネットやSNSで無料のパターンなどが公開されていますが、そういうものも要注意です。

もちろん、ちゃんと考えて作られているものもあると思いますが、残念ながら、そうでないものもあるようです。

実際、教室の生徒さんでも無料の製図を使っていきなり作ったために、うまくいかず大事な生地を無駄にしてしまった、というケースがあります。

せめて、作る前にざっとパターンの各部分の寸法を測ってみるとか、手持ちのパターンと比べておかしな事になっていないか、などをチェックしてみた方が良いと思います。

できれば要らない生地で試作をしてみるくらいの方が安心ですよね。

 

というわけで、これから夏本番!

私も、浴衣地で何か作ろうかな♡