薄地を縫う時の注意点・・・その1

こんにちは~♪

毎日暑いですね~💦

この季節は薄い生地の服を作る事が多いと思います。

薄地と言えば・・・

ローン、ジョーゼット、楊柳、レース地、パワーネット・・・

生地屋さんに行くと、涼しげで透け感のある素敵な生地がたくさん並んでいます。

見た目に惹かれて衝動買いしてしまった経験、ありませんか?

 

こういった薄手の生地ですが、中にはとてもミシンで縫いづらい物もありますし、そもそも裁断の段階で苦労しますよね。

キュプラ裏地などはその筆頭ではないでしょうか。

地の目がわかりにくので、裁断台に真っすぐ広げて置くだけでもひと苦労です。

こんな場合、まずは布の縦横で正確な地の目を通しておくと便利です。

縦は布の耳を基準にし、横は、布端を一旦裂いて横地の目を通しておきます。

こうすれば裁断台の縁に沿って地の目を真っすぐ置くことができます。

 

生地を広げて、いざ裁断!
ですが、ハサミを使って裁断する場合は、どうしても生地を多少持ち上げるようにしますよね。

こういう薄手の生地は少し動いただけで、簡単に地の目が乱れてしまいます。

なので、こんな時は生地を動かさずに裁断する方法・・・ロータリーカッターを使うと便利ですよね。

ただし、マット(ビニ板)が古くて傷がついていたりすると、カッターによって生地がビニ板の傷に押し込まれ、その部分の織り糸が電線してしまったり、という危険があります。
切れ味の悪い刃を使うのもNGです。
ご注意くださいね。

これは仕事仲間で裁断のプロに聞いた話なのですが・・・
高価ゆえに買い替えを躊躇して古いビニ板を使っているくらいなら、安価で新しいカッターマットを何枚か並べて使う方が良い、との事です。

カッターマットならビニ板に比べてかなり安価ですし、傷も付きにくい、という利点もあります。

例えばA1サイズを2枚買って並べて使えば、マットを移動させずに長尺のパーツもカットできますね。

並べたマットの境目は段差になっているので、その部分だけはカッターは使わずに残しておいて、後でハサミでカットするようにします。

そこだけはひと手間ですが、すべてを鋏で裁断する苦労を考えたら大した手間ではありませんよね?

 


 
またプロの話に拠ると、ロータリーカッターの扱いにも注意が必要との事。

というのも、すでに使っていらっしゃる方は経験があると思いますが、あまり使用していないのに、刃の一ヵ所だけ切れなくなったり、という事がしばしば起こります。

ロータリーカッターの刃はとてもデリケートで、ほんの少しの障害ですぐに傷付いてしまうそうです。

たとえば定規のヘリに刃が少しぶつかっただけでもダメですし、カッターマットに糸くずやゴミが付着していて、そこに乗り上げてしまったり、ということでも簡単に刃はダメになってしまうそうです。

不用意に待ち針の上に乗り上げる、などは、もっての外(;^ω^)

ですが、逆に言えばそれくらい気を遣えば、刃はかなり長持ちさせる事ができるそうですよ。

ロータリーカッターがすぐに切れなくなる~!という方は参考になさってみてください。

 

次回はミシンで縫う際の注意点や、おススメのミシン糸などをご紹介したいと思います。

 

それではまた(^.^)/~~~

 

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