スナップボタンが硬い時の対処法

こんにちは~

洋裁ではお馴染みの「スナップボタン」。

ボタンホールを開けたくない時や、ちょっとした箇所を留めておきたい時に便利ですよね。

 

ところでこのスナップボタン、留め外しがすごく硬い時ってありませんか?

特に大きいサイズの物だったり、国内メーカーの物でない製品にありがちです。

もちろん、すぐに外れてしまってはいけませんが、あまりにも硬いと、脱ぎ着の際に生地をひっぱって破れてしまったり、糸が切れてスナップが取れてしまったりする事も。

特に手指の力が無い方にとってはストレスでしかありませんよね。

 

先日、お客様からの依頼でパジャマをお仕立てした時の事です。

このお客様は現在は90歳。

昨年、包丁で指の腱を切ってしまうケガをされ、それ以来、手指の力が入らず不自由されているのです。

そのため、ボタンホールに釦を留め外しするのが難しいそうで、「大きめのスナップで」というのがご希望でした。

長らく和裁をされていたので、偶然箪笥の中に未使用の久留米絣の反物を発見し、「これでお願い」と。

一反(12m)で上着1枚とパンツ2枚が無事出来上がりました。

 

最後の仕上げの「スナップボタン」。

ご希望である大きいサイズのスナップボタンは予想通りとっても硬い!

これでは、あのお客様には大変だろうなぁ。。。

 

で、ちょっと荒治療ですが、スナップの凹を少し広げる事にしました!

どうやるかと言うと、スナップボタンの凹側を「ヒートガン」で熱して少し柔らかくなったところで、凸側に1枚布をかませて凹に装着し、穴を広げる作戦です。

ヒートガンは以前レジンの気泡抜きのために買った物。推定200℃くらいの熱風が出るようです。

ヒートガンの風量がすごいのでスナップが吹き飛ばないように目打ちで押さえながら、10秒程度熱します。

熱いうちに、こんな風に布1枚かませて留めます。

熱が取れたら外し、硬さを見ます。

まだ硬いようなら、かませる布の厚みを少しだけ調節して、再度やってみます。

 

結果はどうかと言うと、かなり硬さが取れて、留め外しが楽になりました!

最後に、摩擦の抵抗を軽減するため、シリコンペンで凸と凹の接触面を塗っておきます。

シリコンペンが無い場合はKURE5-56などでも大丈夫です。

 

注意点としては、ヒートガンでスナップはかなり柔らかくなりますので、布をかませて穴を広げる時に、位置を間違えると変形してしまい、使い物にならなくなってしまいます。

ですので、トライされる方は必ず予備を用意して、試してからにしてくださいね。

 

こうして、無事納品する事ができました!

デイサービスのお泊り会に持って行くそうですよ♪

 

それではまた~(^O^)/