ダルマロフティはフィラメント糸

こんにちは(^^)/

今日はミシン糸のお話です。

家庭用ミシン糸、皆さんは何を使っていらっしゃいますか?

多くの方がよくお使いになっているのはフジックスの「シャッペスパン」という糸ではないでしょうか。

どんな手芸材料店でも必ず置いていますよね。

厚地用30番(ピンクのコマ)、中肉地用60番(水色のコマ)、薄地用90番(黄色のコマ)があり、色の種類も豊富、どんな生地にも対応できるのが魅力でもあります。

一方、私はホームソーイングで使用するミシン糸について、「ダルマロフティ」をおすすめする記事をブログでもたびたび書かせて頂いています。

というのも、スパン糸はその特性ゆえの欠点があり、ある種の生地には適さない事があるからです。

特に布自体が長繊維で出来ている場合・・・シルクや化繊生地などはスパンミシン糸だと質感が合わなかったり、縫い目が硬くなったり、目立ちすぎたり、というケースが良くあるのです。

また、布が綿素材のように短繊維であってもローンやボイルのように薄地の場合、一般的にはシャッペの90番が推奨されていますが、実際はシャッペの90番は手で簡単に切れるほど強度に問題があり、また60番を使うと糸の太さが目立ってしまったり、糸の毛羽立ちが摩擦になって縫い縮みが起きてしまうことも。

こういう場合、スパン糸ではなくフィラメント糸を使いたいところなのですが、家庭用ミシン糸で手に入りやすく、扱いやすいフィラメント糸がなかなか見当たらないのです。

そこで私がおすすめしてきたのが「ダルマロフティ」でした。

ダルマロフティについて、製造元の横田株式会社のサイトには次のように説明されています。

コットンや合繊など広範囲の生地素材にフィットするミシン糸。光沢がよく布によく馴染むのが特徴で、 ローンなど少し薄手の生地から11号帆布ぐらいの布まで幅広い厚みの生地でご使用いただける一般的なミシン糸です。
出典:DARUMA STORE

ここにはロフティがスパン糸なのかフィラメント糸なのかは明記されていません。

実際、私が仕事上で良く使っている「エースクラウン」のようなフィラメント糸とはちょっと違うような感じもあり、使用感としてはまさにスパン糸とフィラメント糸の中間のような・・・

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どっちなのか確信は持てない・・・

 

・・・とは言え、60番の強度を持ちながら、薄地にも馴染む繊細さと上品な光沢があり、よほどの厚地でない限り、たいていの生地に使える、という理由から、生徒さんたちやブログでもおすすめしてきたのでした。

でも、やっぱりここははっきりさせておきたい!ということで、先日思い切って製造元の横田株式会社さんにメールで問い合わせてみたんです。 

そうしたら、「ダルマロフティはフィラメント糸です」という答えが返ってきたのでした!

 

企業秘密で多くは説明できないとの事でしたが、私が感じていた「スパン糸とフィラメント糸の中間のような」という特性はメーカー側も他社製品には無い魅力として位置付けているようでした。

 

というわけで・・・長年の疑問がいとも簡単に解けたのでした。

 

これからは「ホームソーイングにぴったりな家庭用フィラメント糸」として、ダルマロフティをもっともっと広めていきたいと思っております(^O^)/

 

それではまた~(^.^)/~~~