シニア世代のトップス

こんばんは!

昨日は母の日でしたね(*^^*)

普段から記念日的な事に疎い私。
この新型コロナが流行してからほとんど実家に帰れず、1年以上も実家の家族と会っていない事もあって、今回は母に服を縫って送りました。

母はもうかなりの高齢で、外に出掛ける機会もほとんどありません。
なので病院に行ったり、近所を散歩する時に着られる簡単なシャツブラウスと、共布の帽子にしよう、と決めていました。

生地は着物地で。
せっかくだから大島にしようか、とか色々迷いましたが、最終的には母が好きそうな色の綸子に決めました。

到着して、さっそく電話があり、「ぴったりだったよ♪」との事。
家族が写真を撮って送ってくれました。

 

帽子の向きがちょっとおかしいですが(笑)、ブラウスの方はなかなかぴったり♡
よかった(^^)v

 

ところで以前「シニアの方が着やすい服」というテーマを取り上げました。
(宜しければこちらをご覧ください)

実はシニア世代の方はボトム以上にトップスにも工夫が必要です。

というのも、人間は年齢を重ねると背中が丸く、そして首が前傾します。
肩はこわばってくるので手を後方に持って行きづらくなります。

そのため後丈や後AH(袖ぐり)が長くなり。逆に前丈や前AHが短くなります。

また、前開きの服の袖を通す時にとても苦労をするので、背幅もたっぷりととる必要があります。
反対に胸の張りは無くなってくるので、前幅(胸幅)は狭くなります。

こういった事に注意してパターン補正をすると、シニアの方が着やすいトップスになってくるはずです。

ちなみに私の母は身長が150cm弱。
どちらかと言うと痩せている体形です。
今回のブラウスは背中のヨーク下にギャザーも入れ、背幅は44cm。
背丈は標準的な長さより2cm長く、その分、前中心丈を2cm短くしました。
前後のAH差は4cm付けています。

それから、ボタンが掛けやすいように、ボタンホールは少しだけ大きめに。
ボタンも小さすぎない物を選びました。

シニア世代と言っても体形は人それぞれですが、宜しかったら参考にしてください(^^)

それではまた(@^^)/~~~

 
#シニア世代の服 #パターン補正 #前幅 #後幅 #AH #アームホール #ヨーク