衣類の湿気対策にはコレ!

こんばんはー(#^^#)

今はまさに梅雨の真っ只中。
こう雨ばかり続くと、お洗濯物の外干しも出来ず、常に部屋干し状態、という方もいらっしゃることでしょう。

特に建物の1階というのは湿気がたまりやすいですよね。
私も以前アトリエが1階にあった時は大変でした。
仕事用にストックしてある生地や着物類を湿気とカビから守るため、この季節はほぼ一日中除湿器をかけっぱなし。
使い捨ての除湿剤(プラ容器に水がたまるタイプのもの)をいたる所に置いていました。

現在は2階に移りだいぶ湿気が軽減されましたが、それでも油断大敵です。
特に梅雨の時期は怠らず対策するようにしています。

ところで、収納している衣類などの湿気対策、皆さんはどのようになさっていますか?
クローゼットや引き出し収納、衣装ケースの中などは除湿器の風が届きにくいし、水がたまるタイプの除湿剤は衣類にたまった水がこぼれてしまわないか心配ですよね?
湿気を吸ってゼリー状になるコンパクトなタイプの物も販売されていますが、結構すぐにゼリー化するので、かなり頻繁に取り換えなくてはなりません。
それなりにお値段もします。

そこで、私が試行錯誤の末にたどり着いた衣類の湿気対策方法をご紹介しますね。

シリカゲル

お菓子の袋などに入っている、おなじみのやつです。

ちなみにシリカゲルは高純度の二酸化ケイ素で出来ています。
水晶と同じ成分で、毒性はなく、間違って食べてしまっても、消化吸収されません。
この安全性が食品の乾燥剤に使わている所以ですね。

このシリカゲル、地味ですが、とっても優秀なんです。
具体的に次のような点が挙げられます

  • 吸湿力が高い
  • 繰り返し使える
  • 安価である

吸湿力の強さは定評があり、私が説明するまでもありませんよね。
私が魅力を感じているのは「繰り返し使える」という点です。
湿気を吸ったシリカゲルはフライパンで炒ったり、電子レンジにかけて加熱すると、水分が放出されて吸湿力が復活するのです!

出回っているシリカゲルの中には先ほどの写真のように「青い粒」が入っている物があります。
この青い粒は、湿気を吸うと赤く色が変わりますが、これが取り換えサインです。

加熱・放湿させて赤い粒が青くなったら再生完了。
再び使うことができる、というわけです。

 

このようなシリカゲルの素晴らしい性能を知り、私は5~6年前に衣類乾燥剤をすべてシリカゲルに切り替えました。
業務用の大袋入りの物を購入し、小分けにしてあちこちに使っています。
今までの除湿剤から比べると信じられないくらいのお値段です。

 

ところで、小分けにする際、私はちょっとした工夫をしています。

ブログでもたびたび取り上げていますが、使っていない胴裏で6cm角程度の小袋を作り、そこにシリカゲルを入れて使うのです。

再生するときは袋のまま電子レンジにかける事ができるのでとっても便利なのです。

小分けにする時に不織布のお茶袋などを使う方もいらっしゃるようですが、実はあの不織布は化学繊維なので熱にとっても弱いのです。
そのまま電子レンジにかけると溶けてしまう可能性があります。
別の容器に移し替えなくてはいけないので、ちょっと不便ですよね。
なので、小分けにするなら、熱に強い天然繊維(木綿、麻、シルクなど)がおすすめです。

胴裏で作る小袋ですが、面倒なので出し入れ口は作りません。
口は縫ってしまいます。
でもそうすると中身が見えないので、例の青い粒の色がわからなくなってしまうんじゃない?と思いますよね。

そう、中身は見えません。でも大丈夫♪
シリカゲルは湿気を吸うとその分重くなります。
最初に封入した時の重さを記録しておいて、どの程度増えたかで取り換え時期を判断できるのです。
そのため、私はすべての袋を20グラム(袋込み)に統一しておきました。
どの個体でも条件は同じなので、面倒な計算が必要ありません。

例えば、ここに再使用から半年ほど経ったシリカゲル5袋があります。

全体の重さは122グラム。
もともとは20×5=100グラムだったので、22グラムは水分だということがわかります。
これは衣装ケースに半年放置していましたので、おそらくこのくらいの吸湿量がマックスなのではないかと思われます。
すなわち、元の重さの1.22倍になったら取り換えどき、という計算になります。
※これはあくまでも私の経験値です。参考までに。

ではこれを電子レンジにかけて水分を蒸発させてから重さを計ってみましょう。
使用するレンジは700W仕様、4分ほど加熱します。
ターンテーブルの上に直置きで大丈夫です。

ちなみに、お皿などに入れてチンすると、お皿が割れる可能性がありますのでご注意ください。

加熱後は103グラムです。
ほとんどの水分は蒸発して、再生された事がわかります。

私の経験から補足しますと、青い粒は吸湿して赤くなりますが、加熱再生しても青に戻らない事が多いです。
以前は小袋に入れず、フライパン加熱していましたが、十分加熱してうっすら焦げてきても、ほとんどの赤粒は青に戻りませんでした。
なので、粒の色は当てにせず、重さを計って判断したほうが良いと思います。

 

**追記**

小分けしたシリカゲルは衣類と衣類の間に入れておいたり、紐を付けておいて、ハンガー掛けて使う事も出来ます。
また、私はベッド下にも空き箱に入れたシリカゲルを置いています。
私たちは寝ている間にコップ一杯の汗をかく、と言われていますよね。このため湿気がたまりやすいのです。

《使用済みシリカゲルの処分方法》
基本的に燃やすゴミに出せるようですが、それぞれの自治体の処分方法をご確認の上、指示に従ってくださいね(^^)

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というわけで、今日は衣類の湿気対策に心強い味方、「シリカゲル」をご紹介いたしましたが、如何でしたでしょうか?

繰り返し使えて環境にも優しいこのアイテム。
ぜひお試しください(^O^)/

 

#衣類の湿気対策 #シリカゲル

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