こんばんは~(^^)/
最近は電子書籍やオンデマンドが当たり前になってきて、「本を出版する」という事のハードルが以前に比べて格段に下がりました。
そのため、おびただしい数の書籍が世の中に存在し、中には大した内容ではない物もかなりあるように感じます。
インターネットがそうであるように、読む本もよほど慎重に選別しないと、その時々の風潮に流されてしまうように思います。
最近ちょっと目立つのは「成功したければ無駄な事はするな」という考え方。
自分にとって価値のある事以外はすべて無駄だ、という事らしい。
時間の無駄、労力の無駄。無駄を極限まで省いて最短距離を行きなさい。
余計な事は人に任せなさい。
時短アイテムを使ってロボットにやらせなさい。
極限まで無駄を省いた先に、どんな幸せがあると言うのでしょう?・・・
どこかの誰かが代わりにやってくれている、その事をどう思っているのでしょう?・・・
昔は「人生に無駄な事はひとつもない」と教わりました。
回り道がその人の内面を豊かにする、とも言われました。
無駄だと思う事も回りまわって自分に返ってくるのだ、とも。
素直な(笑)私は「芸が身を助ける」と信じて、本当に色々な事をやってきました。
時間ばかりかかって効率の上がらない仕事もやってきました。
そういう一つ一つが今の自分を作っていった、と思っています。
ありがたいことに路頭に迷う事もなく、人並みに生活できています。
これは無駄か、無駄じゃないか。
効率が良いか悪いか。
リターンが大きいか小さいか。
そんな事だけが物差しだったら、つまらないでしょうね。
これからの世の中を担う子どもたちには、もっと寄り道をしてほしいなぁ。
いっぱい無駄な事をしてもいいんだよ、と言いたいな。
もっと豊かな生き方があるんだよ、って思ってもらえるような、
そんな一つのサンプルでありたいものです(#^^#)。