こんばんはー(^O^)/
先日、母から「サイズを間違えて買ってしまったから」と、白いカットソーのシャツを貰いました。
Mサイズですが、ずいぶんたっぷりした感じ。
私は肩幅も袖丈もある方なのですが、着てみるとピッタリでした。
身長150cmも無い母には、確かに大き過ぎるだろうなぁ。
着てみました。
う~ん。
何と言うか。
白いなぁ・・・
デザインのせいもあるのでしょうけれど、何だかちょっと寂しいかんじ。
某宗教団体の制服のようにも見えなくもない(;^ω^)
10年前だったら、それなりに着こなせたのかもしれないが。。。
(歳のせいか、真っ白の服が似合わなくなってきた事は内緒です💦)
というわけで、
染めてしまう事にしました~♪
ただ、今回の服は結構な重量感ですし、結構作り込まれている感じ。
このブログでもたびたび取り上げているようなキッチン染め=なんちゃって草木染めではなかなか手強そうです。
生地の厚みも色々で、均一にムラなく染めるのは難しそうです。
そこで、今回は買い置きしてある「みやこ染め」を使って染める事にしました!
「みやこ染め」はいわゆる化学染料ですが、家庭用染料としてはロングセラー商品です。
環境への安全性に配慮したECO染料として国際的にも認証されているとのこと。
私は草木染で出せない色や、しっかり染めたい時などにたびたび使用しています。
ちなみに、みやこ染めには用途に応じて色々なタイプの染料が販売されています。
代表的なのが低温の水で染める「コールダイオール」と、熱湯で染める「コールダイホット」という商品。
どちらも綿・麻・絹・毛・ポリやナイロンなどの化繊まで染められます。
<追記>
低温で染める「コールダイオール」で染められるのは綿・麻・レーヨン・アセテート・絹・毛・ナイロンとありました。この製品ではポリエステルは染められないようです。ポリエステルを染める場合はコールダイホットと別売りの「濃色促進剤」を使うと良いようです。
今回はたまたま買い置きしてあった「コールダイホット」のオリーブグリーンを使用することにします。
まずは被染物の重量を計ります。
443グラム。結構ありますね・・・
説明書によると、このひと瓶で250グラムが標準色に染まる、と書かれています。
という事はかなりの重量オーバー。
でも全く染まらないわけではなく、染料が少ない分、色が薄くなる可能性がある、という事。
今までの経験から、意外と大丈夫。だと思う。。。
問題は容器。
染液は被染物の40倍が適当とあります。
という事は、約17.7リットル!
当然、そんなに大きなバケツはありません。
試しに、我が家にある8リットル用のバケツにシャツと水を入れてみます。
染色をされる方はご存じだと思いますが、被染物がゆったりと泳ぐくらいの染液量でないと、染めムラができてしまうんです。
でも、今回は化学染料だし、熱湯だし・・・
ま、大丈夫でしょ。
説明書を読みながら、バケツに、染料を溶いて、塩を入れて・・・
塩?
と思いますよね?
綿・麻などは助剤として塩を入れるように説明書には書いてあるのです。
水1リットルにつき大匙1杯。
という事はかなりの量ですよね?
このバケツだから、だいたい6杯くらいかな?
いよいよシャツを投入!
はしでかき混ぜながら約20分染めます。
あっという間に濃いグリーンに染まっていきます。
ただ、生地は綿100%ですが、使用されているミシン糸はおそらくポリエステル糸。
糸はいくら時間をかけても生地と同じ色にはなりません。
そういえば説明書に「ポリエステルは淡く染まる」と書いてありました。
異素材が混在していると、染まり方に差が出来てしまうんですね。
まあ、この程度は良しとしましょう(^^)
☆ちゃんとした染め方は、みやこ染販売元「桂屋」さんの動画がありますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
で、染めあがった物がこちら✨
結構しっかり染まったと思いませんか?
実はちょっとだけ染めムラが出来てしまったんですが、遠目にはわかりませんよね。
あんな窮屈なバケツで染めたのに、このクオリティーなら大満足です(*^-^*)
みやこ染めは誰でも簡単に楽しめるので、染色初心者の方にもおすすめです。
ただし、バケツは大きい方がいい かもね・・・
それではまた~(^O^)/