こんにちは~(^^)/
今日のテーマは「着物リメイク」。
着物や羽織、帯などを洋服やドレス、バッグなどの小物に作り替える事です。
私が着物リメイクのオーダーを初めて受けたのが25年くらい前の事。
その頃から世の中では多少の流行の波はあれど、現在に至るまで着物リメイクファンは多く、一つの分野として確固たる地位を築いたと言えるのではないでしょうか。
私自身、仕事でたくさんの着物に接し、リメイクのお仕立てをする中でその良さに気付き、どんどん好きになっていきました。
その良さとは?
まずは素材の良さ。
ご存じのようにその多くは絹製です。
「絹」は言わずと知れた高級素材。
上品な光沢となめらかな肌触り。
通気性や吸湿性、保温性に優れ、夏は涼しく冬は暖かい、優れものの天然素材です。
この贅沢な絹糸を使って、さらに伝統的な織りや染めの優れた技術によって作られた生地。
現代の大量生産されたシルク生地とは全く違った、価値ある布地だと思います。
そして色や柄の素晴らしさ。
日本の風土や文化に根差した和柄模様。
大人になるまで全く着物に縁のなかった私でもなぜか惹き付けられるのは、日本人の中にそういったDNAがあるからなのでしょうか。
着物としての役割が無くなっても、また蘇らせる事ができる、というのも素敵な事ですよね。
SDGsという視点からも、リメイクは時代に適っています。
また、繊維産業は世界の「強制労働問題」と深い関係がある、と言われています。
ルーツのわからない安い布地を購入する事で、こういった問題に知らずに加担しているかもしれないのです。
そういう意味でも、「着物」を素材として使う事はそういったリスクを回避する事にもつながっている、と私は思います。
小さな自己満足かもしれませんが。。。
とにかく、今まで着物リメイクに興味がなかった皆さん。
世の中にあふれるリサイクル着物店やネットショップを覗けば、着物の中にも実にたくさんの種類の色柄、素材がある事に気付かれると思います。
和柄が苦手な方にもきっと好きな物が見つかるはずです。
気楽に「素材の一つ」として着物を加えてみてはいかがでしょう?
洋裁ビギナーさんだったら、最初はポケットだけとか、アップリケのように小さくカットしてTシャツに縫い付けたり、というように部分的に使ってみるのがおすすめです。
私はオーダーの外にも洋裁教室で生徒さんたちに着物リメイクの指導もしています。
そういった経験から、他では指摘されないような注意点や、裏技など、着物リメイクにまつわるはHow to を取り上げ、今後も引き続きご紹介していきたいと思います。
皆さまのお役に立てれば嬉しいです(*^-^*)
それではまた~(^^)/