こんにちはー(^^)/
洋裁をしていて、「バイヤステープ」を使う機会って、結構ありますよね。
衿ぐりや袖ぐりなどカーブしている部分の見返しとして使ったり、半分に折ってくるみ、縁取り(パイピング)に使ったり。
洋裁材料店には様々な種類のバイヤステープが置かれています。
カラーだけでなく、テープ幅や材質など、実に様々なタイプがあって、見ているだけでも楽しくなります。
でも、実はバイヤステープって自宅で簡単に作る事ができるんです。
洋裁好きな皆さまなら、きっとご存じですよね?
バイヤステープメーカーを使えば、手持ちの生地で市販品と同じように両側の折れたバイヤステープがあっという間に出来てしまいます。
お店に買いに行く手間も省けるし、何より服の本体と同じ生地で作れるのが良いですよね。
市販されているテープメーカーはサイズも豊富で、さまざまな用途に使い分ける事ができて便利です。
写真の中で一般的なのは黄色の12mmと、赤の18mmのタイプですね。
12mmタイプは縫い返して見返しとして使う場合に良く使われます。
18mmタイプは幅が広いので、くるんでパイピング(縁取り)するのに適しています。
青の25mmタイプはかなり幅広ですので、地の厚いもの・・・毛布やキルティング地などのパイピングに使うと便利です。
紫のは9mm用ですが、他の物とちょっと違う形ですね。
これは折る時に仮止め用の粘着テープなどを仕込む事もできるタイプ。
Cloverさんの製品では、持ち手の付いた通常タイプの9mmの製品がありませんので、こちらを使っています。
もちろん他と同じように普通に使えます。
紫の9mm、緑の6mmタイプは、テープ幅がせまいので、薄地・・・ローンやジョーゼットなどの見返し始末として使えます。
この中で、私が一番良く使っているのは9mmタイプです。
見返しとして使う場合、一般的には12mmを使う方が多いと思いますが、このテープを使うと縫い付けたテープを伏せるためのステッチが10mm~11mmになるので、場合によってはステッチ幅が太過ぎるように思うのです。
コットンの普段着とか子供服だったら良いのですが、大人のエレガントな服には太いステッチはちょっと野暮ったく見えてしまいます。
「ステッチを見せたくないなら、ちゃんとした見返しを付ければ?」と思われるかもしれませんが、シルクジョーゼットのように薄地で透けてしまうような生地では、見返しのように大げさな物はかえって邪魔になったりするのです。
このような生地の場合は、細い幅のバイヤステープで始末するのが一番スッキリとエレガントに仕上がるのです。
なので、私の場合は見返し用のテープには9mmタイプを使う事がほとんどです。
物によっては6mmにする事もありますが、テープ幅が細いので、折り返し部分がほつれてきたり、縫ったところがパンクしたりと、多少の難しさがあります。
その点、9mmならそこまでの難しさはありませんし、薄地はもちろん、普通地のコットンでも使えますので、12mmしか使った事がない、という方もぜひ挑戦してみて頂きたいです。
いつものバイヤス始末が、ワンランク上の仕上がりになりますよ(^^♪
次回は、バイヤステープを実際に作る時の注意点やコツなどをご紹介します。
それではまた~(^O^)/