進化する「ほつれ止め液」

こんばんは~(^o^)

皆さん、「ほつれ止め液」って使ってますか?

こんなやつ。

正式名称は「Piquē(ピケ)」
これを布端、リボンなどの切り口、縫い代の切り込みなどに塗っておくと、生地がぼさぼさになったり、切り口がほつれてくるのを防いでくれる、というアイテムです。
乾けば水洗いやドライクリーニングもOKという優れものなんです。

主成分は「ナイロン・アルコール」とあります。
液体のナイロン樹脂が繊維の内側に浸透し、乾燥すると硬化するため、生地の織りや糸の撚りを固定する、という原理。

ところでこの名称の「Piquē」という言葉。
何となくフランス語っぽいなぁ、と思って調べてみると、やはりそうでした。
意味は「「槍(やり)」「矛(ほこ)」「(トランプの)スペード」など・・・
この商品の用途と何の関係があるのかなぁ?
「尖った物を刺して穴が開いた洋服も補修しますよ」みたいな?
あるいは商品の形状(先細り)から来ているのか?
・・・

まあ、そんなことはどうでも良いのですが^^;

私は長年これを愛用してきました。
スクエアネックを縫い返す時に角に切り込みを入れますが、そんな時の補強に。
ボタンホールの切り口の補強に。
オーガンジーなど、ほつれやすい生地の切り口に。
洋裁以外でも、例えばストッキングに穴があいた時に塗っておくと、伝線が広がるのを防いでくれたり、つま先にあらかじめ塗っておくと、穴があきにくくなったり・・・。
ただし、ストッキングの色や素材によっては液を塗った跡が目立つ場合もあるので注意も必要です。

とても重宝するピケですが、少々欠点もあります。

1.生地によっては塗り跡が目立つこと。
2.たくさん塗ると硬くなり過ぎて風合いを損ねてしまう事。

この欠点ですが、ほとんどの場合、「出し過ぎ」が原因。
実はこのピケ、塗る量を調節するのがちょっと難しいのです。
ボトルを押して液を出す時、つい出し過ぎちゃうんですよね。
場合によっては生地にシミを作ってしまう事もありました。
何度か失敗をしたので、今では塗った後にすぐに余分な液をティッシュで拭き取るようにしています。

ところが!

この出し過ぎ問題を解消する便利な姉妹品があるんです!

それがこちら♪
「ほつれ止め筆ペンα」

その名の通り、液が出る先が筆になっています。

細かいところに塗りやすくなったばかりでなく、液の量が格段に調節しやすくなりました!

 

試しにピケと筆ペンαで塗り比べをしてみましょう。

まずピケの場合。

注意して少量を出しているつもりですが、液が表面張力で盛り上がっているのがわかります。
時間とともにこの余分な液が広がってしまうのです。

 

次に筆ペンαの場合。

筆先で素早く液を伸ばし塗りできるので最小限の量を塗る事ができます。

 

どうでしょうか?
写真ではわかりにくかもしれませんが、百聞は一見に如かず!
ピケで失敗した経験がある方なら、この筆ペンαはきっと気に入って頂けると思います。

ただ惜しいのは、筆ペンαは内容量が少ない事。
ピケは内容量が33㎖なのに対し、筆ペンαの内容量はたったの5㎖。
しかも液の補充には専用のカートリッジを別途購入しなければなりません。
ピケの液をチュチュっと補充できればいいのに・・・と思っちゃいますが、そうはいかないのが残念なところ。

コスパで言えば「ピケ」、使いやすさでは「筆ペンα」といったところでしょうか・・・
まだ使った事がない、という方は参考になさってくださいね(*^^*)

今日はほつれ止め液を取り上げましたが、他にもほつれ止めの裏ワザや秘密道具がありますよ♬
またの機会にご紹介しますのでお楽しみに(^O^)/

2 Replies to “進化する「ほつれ止め液」”

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