自宅クリーニング「ハイ・ベック」✨ その2

こんにちは~(*^-^*)

前回に引き続き、今日は自宅でできるクリーニング剤「ハイ・ベック」を使って、実際にクリーニングをしてみたいと思います!

今回購入したのはこちらの商品。

 

「ハイ・ベックプレミアムドライ」

 

そもそも、このハイ・ベックは普通の洗剤とどう違うのでしょう?

それは

  • 水で取る「水溶性の汚れ」
  • ドライ溶剤で取る「油性の汚れ」
  • 酵素で取る「不溶性の汚れ」

この3種類の汚れを同時に落とす事が出来る、という点です。

つまり「家庭での水洗い」と「ドライクリーニング」が同時にできるわけです。

そもそも、ドライマークの衣料は水洗いすると縮んでしまったり、型崩れしてしまうような、デリケートな服ですよね?

コートなどのアウターはアイロンもかけづらかったりします。

でも、このハイ・ベックで洗えば、シワも型崩れもなく、アイロンすらほとんど必要ない、というのです!

それでいて、植物性のドライ溶剤を使っているので、人にも環境にもやさしい、というのだから、これが本当なら素晴らしく魅力的ですね✨

また現在、ウクライナ戦争の影響で石油の流通が滞り、石油系溶剤を使用しているドライクリーニング店の値上がりの話なども耳にします。

まさに、始めるなら「今でしょ!」っていうタイミングではないでしょうか?

 

と、前置きが長くなりましたが、さっそく始めていきましょう(^^)/

 

洗剤を購入すると、軽量スプーンと説明書が同梱されていました。

説明書を読むと、使い方が詳しく書かれています。

 

それによると、この洗濯方法の特長は

基本的に衣類は動かさない!

というもの。

それは、通常のお洗濯のように洗濯機で回転させたり、揉んだり押したり、という行為が生地にダメージを与え、縮みやヨレなどの原因になるからです。

そして脱水のし過ぎもシワや縮みを招く原因になるので、脱水時間も極力短くします。

では実際にどうやって洗うのでしょう?

手順を要約すると次のようになります。

  1. 洗濯物はネットに入れたり、縛るなどして固定する。
  2. 洗剤を溶かした液に5分漬ける。
  3. 5秒脱水する
  4. すすぎは、たっぷりの水にくぐらせるだけ
  5. 5秒脱水する
  6. ハンガーにかけて陰干し

 
たったこれだけ。

かんた~ん!
そしてじた~ん!!

さっそく、ウールのコート3着を洗ってみました!

 

あいにく大きめのネットがなかったので、畳んでひもで縛ります。

 

洗剤の量は、30リットルの水に対して専用スプーンで1杯(10グラム)

普通の洗剤はキャップで計るものが多いですが、スプーンを使うのには理由が。

中身はこんな感じのゲル状でした。
小学校の時の工作のりを思い出します。

うちには30リットル入るタライなどは無いので、洗濯槽を利用します。
我が家の洗濯機は29リットルモードがあるので、まず空の状態で給水。
水が溜まったら洗剤を入れて撹拌し、溶けたら運転をストップします。

そして洗濯物を静かに沈めます。

 

この後、「脱水」「すすぎ」と手順通りに進めていきましたが、一番悩んだのは最後の「脱水」。

脱水のし過ぎはシワの元。
説明書には「本回転になってから5秒程度」と書かれています。

確かに、脱水の時は軽い助走のような短い回転が何回かあって、その後連続の回転になりますよね。
でも、その助走回転が思いのほか何回もあって、なかなか本回転になりません。
助走回転だけで十分脱水されているような気がするものの、とりあえず本回転を待って、5秒後にストップボタンを押しました。

さて、洗い上がりは???

洗濯物を取り出してみると、意外としっかり脱水されていました。
ネットの体験談(レビュー)には「しずくが垂れそうな感じの脱水かげん」という方が多かったのですが、それからしたら、ちょっと脱水をかけ過ぎたかもしれません。

触った感触では、洗い上がりの手触りはとってもやわらかくソフトで、毛足も潰れた感じが全くありません。

しわの目立ちにくい素材ではありましたが、それでも表地はシワらしいものはほとんどありません。

裏地はどうか、というと、「ポリエステル」の裏地はほとんどシワもなく、洗う前と変わりないように見えます。

ところが、「キュプラ」の裏地は、結構シワが目立ちます。
手で叩いたりしてみましたが、シワはとれません。

そうか、やっぱり脱水のし過ぎだったのかも・・・

ま、初めてなのだから、やってみなければわからないこともあるさ。
裏地だしね。。。

とりあえず、2着をボディハンガーにかけ、ショートコートは厚みのあるタイプのハンガーにかけました。

 

完全に乾くまで丸一日くらいかかりましたが、写真の両側2着の仕上がりは本当に素晴らしいものでした!

特に黒のロングコート。

クリーニングに出した時よりも、むしろ黒色が少し鮮やかに見えます。
手触りが本当にやわらかく、ふっくらとしているのは、ちょっと感動ものです!
ポリエステルの裏地もほとんどシワも無く、スチーマーをかけようと思っていたのに、その必要もありません。

洗剤には若干の香料が入っているようでしたが、乾いた服には全く臭いが残っていませんでした。
この点も人工的な臭いが苦手な私には加点ポイントです。

問題は、例のキュプラ裏地を使ったもの。写真中央のコート。

裏地のシワが目立ち、そのためか、かなり裏地が縮んだように見えます。
特にこのコートは「どんでん」と言って、表地と裏地の裾は縫い合わされているタイプです。

裏地が縮んだため、表地が裏側へ引っ張られて、裾に「ツレ」が出来ています。

裏側ですが、裏地の裾には1cmのキセを付けていたので、表地の境目から1cm余分に垂れ下がっていたはずなのですが、そのキセ分がなくなっています。

 

ただし、この裏地が短くなっているように見えるのは、脱水のし過ぎで出来た細かいシワのためでもあると思われます。

スチーマーで丹念に裏地のシワを伸ばしていくと、裏地が伸びて、キセが少し復活しました。

すると表地のツレも無事解消しました!(*^-^*)

 

それにしても、シワや縮みを作らないためには脱水はし過ぎないに越したことはないようです。
説明書にも縮み防止のためには「脱水を短く」と明記されています。
多少しずくが垂れるくらいにしておいて、タオルで水気を押さえるようにしている方もいるようです。
脱水の加減は、洗濯機によってそれぞれだと思うので、最適なタイミングを研究しようと思います。

 

とは言え・・・
今回初めてハイ・ベックを使ってみて、その良さを実感しました!
家でクーニングできた!という達成感もあります。
これからもっといろいろな素材にも挑戦してみたいと思います。

 
おうちクリーニング。おすすめです!

 それではまた~(^O^)/

 


 

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