こんばんは~(^^)/
ここのところブログでお話している、おうちクリーニングの「ハイ・ベック」。
もう何回使ったことでしょう♪
なんでもっと早く使わなかったかなぁ、と我ながら悔やまれるほど。
そのくらい、その手軽さと仕上がりにかなり満足しております(#^.^#)
洗剤の良さがわかると、さらにその先も試したくなってきました。
ハイ・ベックには色々なシリーズがある事はお話しましたが、各シリーズには、基本となる洗剤の他に「仕上げ剤」という製品がそれぞれラインナップされています。
仕上げ剤とは、製造元のサンワードさんによれば、
「衣類に新品のようなハリやツヤ・風合いをよみがえらせる『衣類の回復剤』」
なのだそうです!
衣類の回復剤・・・なんて素敵な響きでしょう♡
そもそも、多くの生地は、原反の段階では防シワ加工やツヤ出し加工など、さまざまな加工が施されています。
それが、衣類となって着用・洗濯を繰り返すうちに、それらの効果がだんだん無くなってしまうのです。
また、繊維自体も摩耗してきますので、「何となくくたびれた感じ」になってきたりします。
それが、この仕上げ剤でハリやツヤが戻るというのですから、それが本当ならスゴイと思いませんか?
ドラッグストアーやネットショップなどで市販されている製品で、同様の物があるだろうか、と考えてみても、ちょっと見当たりません。
試してみたい気持ちが押さえきれなくなってきました。
前回購入した「プレミアムドライ」には同シリーズの姉妹品「プレミアムコーティングソフト」と、「プレミアムコーティングハード」の2種類の仕上げ剤があります。
製品のレビューを見てみると、どちらもかなりの高評価ですが、実はお値段が結構します(;^ω^)(洗剤と同じお値段)
洗剤だけでもかなり良い仕上がりなのに、プラスアルファで試してみようという物に、いきなりそれだけのコストをかけるにはちょっと勇気が要ります。
「もうちょっと少量タイプか、割安な製品があれば良いのに。」
すると、「ゼロシリーズ」にも同様の仕上げ剤がある事がわかりました。
「ゼロシリーズ」とは、洗剤の時にちょっとご説明しましたが、基本洗剤の成分に石油系溶剤と植物系溶剤の両方を使用している、ちょっと安価なタイプの製品です。
こちらの仕上げ剤は、プレミアムシリーズよりちょっとリーズナブルなんです。
成分的にはお値段なりの違いはあるのかもしれませんが、発売当初から愛用しているユーザーさんは、皆こちらの製品を使われていて、プレミアムシリーズに負けない高評価です。
「だったら、最初はこちらを試してみようかな。」
というわけで・・・
ジャーン!!
買っちゃいました(*^-^*)
こちらの製品には洗剤と時と同じ計量スプーンが付属しています。
中身は乳白色の液状タイプで、一般的な柔軟剤のような感じ。
ボトルの裏に使用量の目安が記載されています。
使い方はとってもかんたん。
お洗濯の後、仕上げ液に1分浸し、5秒脱水するだけ。
かんたんでしょ?
で、私が最初に試してみたかったアイテムは、メンズYシャツ。
大事にしていたはずですが、広範囲に原因不明の謎のシミが出来ていました。
それで、50℃のお湯と酸素系漂白剤でシミ抜きをしたところ、シミはほとんど目立たない程度に落とすことができました。
ところが、漂白のせいか、なんとなく柄の色が少し褪せたようになり、しかも生地全体が「くたっ」としてしまったのです!
果たしてこの仕上げ剤で新品のように復活するのでしょうか??
Yシャツの場合の推奨使用量を洗面器の水に換算して仕上げ液を作り、1分浸して5秒脱水。
ちなみに、過去の失敗から学び、我が家の「最適5秒脱水」は、洗濯機の「助走回転2回まで」というマイルールに行き着きました。
ちょっとビチョっとしてますが、そのくらいの方がシワが出来にくいはず。
そのままボディハンバーに掛けて干しました。
乾いたシャツは、糊付けしたようなバリバリした感じは全然なく、適度にハリのある手触りです。
むしろ思ったよりソフトな感じで、もしかしたらもう少し濃度を濃くしても良かったかな、という感じ。
正直ちょっと物足りない感じもしたのですが、その後「アイロン仕上げ」をしてみて、初めてこの仕上げ剤の本当の実力を認識したのです!
アイロンで伸ばされた木綿生地は、しなやかでいながら腰があり、なめらかな光沢を放っています!
木綿の生地にありがちな、アイロンしたそばから、またどんどんシワが出来ていく「シワ戻り」が全くありません!
これはおそらく仕上げ剤の成分による「防シワ効果」なのだと思います。
柔軟剤とも洗濯のりとも違う、今までにない感触におもわずテンションが上がります!
写真では十分にお伝えできないのが残念ですが。
初めて使う仕上げ剤の効果に手ごたえを感じた私ですが、実は本当の目的は別にありました。
それは、仕事で扱うことが多い「着物地」の洗い。
古い絹布は経年劣化によって弱くなっている事が多いのです。
また、リメイクのためには解き洗いが不可欠ですが、水洗いによって光沢が失われたり、風合いが損なわれてしまう事も。
弱った繊維を補強し、さらに、しなやかさとツヤとハリが復活する「仕上げ剤」は古い着物地のグレードアップにかなり期待できると思ったのです!
そこで、解いたばかりの喪服の着物地を「プレミアムドライ」で洗い、「ゼロ仕上げ剤」を使って、洗い張りをしてみました。
5秒脱水の後、すぐにアイロンドライ。
アイロンをかけながら、乾いていく着物地を見て、触って、そのクオリティに正直驚きました!
黒色は洗う前よりも深く艶やか。
しっかりとした腰がありながら、手触りは柔らかくしなやか。
一度アイロンすればシワ一つ無く、たとえ生地をギュっとにぎっても、シワの跡は全く付きません!
写真では分からないと思いますが(;^ω^)
もうこれからはハイ・ベックなしでは考えられないほど、この仕上がりに満足したのでした。
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というわけで、ハイ・ベック仕上げ剤の実力、お分かり頂けたでしょうか?
着物解き洗いには絶対おすすめです!
よろしかったらお試しくださいね~
それではまたー(^.^)/~~~