「フットコントローラー」を後から買う時は・・・

こんにちは~!

このブログでも重要性についてたびたびお話ししている「フットコントローラー」。

 

多くの家庭用ミシンは、本体に「スタート・ストップボタン」が付いていますので、指でボタンを操作すればミシンかけはできます。

ですが、この「手でボタン操作をする」という事には多くのデメリットがあります。

ミシンかけをする時は、両手を使って地の目を一定にキープしたり、方向を決めたり、上下に重ねている2枚の布をずらさないように固定したり。時には右手で目打ちを使いながら縫うような時もあります。

別売りのワイドテーブルを使っていればまだ良いのですが、ミシンのテーブル面というはミシンを置いている机よりは10cm前後も高くなっていますので、布が重力により意図しない方向に引っ張られてしまうことも。

また、家庭用ミシンは送り歯の構造上、布送りが安定しない事が多いのですが、そのため手でしっかりと布を誘導してあげる事が必要になってきます。

このように「両手がいつも使えている状態」であるためにもフットコントローラーは必須なのです。

そしてフットコントローラーのもう一つの大きな利点として挙げたいのが「ひと針縫い」ができる、という事。

踏んで、すぐ離す。ひと針縫って、とりあえず止めるのです。

踏んで離す、踏んで離す、踏んで離す・・・これを繰り返すわけです。

離してからすぐ踏めば、停止することなく連続縫いも出来ます。

この練習は洋裁初心者さんには特におすすめです。

もちろん、慣れてきたら直線部分は連続縫い、カーブの部分はひと針縫い、と使い分けで良いのですが、要するにスピードとストップのタイミングを自在にコントロールできる、という事が重要なのです。

このように練習した生徒さんは、最初の作品から縫いがとてもきれいです。

そう、良い作品にはフットコントローラーは欠かせないのです!

 

と、フットコントローラーの利点を長々と力説してきましたが・・・(;^ω^)

今お使いのミシンにフットコントローラーは付いていなかった、という方も多いと思います。

そう、フットコントローラーはなぜか別売りなんですよね。

買ってから何十年も経っているので、「もう販売されていない」とミシン屋さんに言われた、なんていう話も良く聞きます。

でも、まだあきらめないでください!

純正品でなくても、汎用タイプのフットコントローラーが色々販売されているのをご存じでしょうか?

今まで、教室用に購入したり人から譲り受けたりした中古ミシンにはフットコントローラーが無い事が多く、そのたびにネット通販で適合するフットコントローラーを購入してきました。

その経験から言えますが、国産メーカーのミシンであれば、適合するものがたいていは見つかります!

例えば、ジャノメの電子ミシンで3ピンジャックであれば、こちら製品が使える可能性があります。

 

 

また、最近知り合いから譲り受けた古いシンガーの電子ミシン。

これには、こちらの製品が使えました。

 

また、ジャガーミシンのほとんどの機種に汎用性のあるフットコントローラーもあり、生徒さん所有のミシンに適合しました。

 
 

検索してみて、適合機種名がたくさん書かれているような場合、そこに自分のミシンの型番がなかったとしても、販売元に問い合わせてみる価値アリです。
 

汎用性が高いと思われても、念のため必ず購入の際はご自分のミシンに適合するか、問い合わせてみてくださいね。

 

運よくフットコントローラーが購入できたら、ひとつ注意して頂きたいのですが、フットを使う場合はスピード調節レバーは「最速」にしておいてください。
 

実際のスピードはフットの操作で加減しますが、スピードレバーが最速になっていないと、いくら踏み込んでもスピードが出なくなってしまいます。
 

また、フットをつないだ状態で、スタートストップボタンをいじらないようにしてください。
 

コンピューターミシンの場合などはミシンが誤作動を起こし、変な現象が起きてしまう場合があります。
 

そんな時は、まず電源を落とし、コントローラーも外してから、あらためて電源を入れてセットし直してくださいね。
 
 
 

それではまた(^.^)/~~~