布の折り鶴に挑戦!

昨日ドレスの納品を終え、今日は大好きな大相撲を見ながら、久しぶりにのんびりした日曜です。

先日、サバのパターンをリクエストされた話を書きましたが(笑)、別の方からは「布の折り鶴が作りたい」と言われました。
そういうのをどこかで見かけたらしいのですが、着物の端切れなんかでできたら、かわいいよね、というのです。
そういうキットを作って販売してほしいと。

そうですか・・・^^;
わかりました。やってみましょ!

布で作るからと言って、綿を入れたぬいぐるみのような鶴じゃ、ちょっとね。
やっぱりあの「折り紙の鶴」みたいな感じにしたいなぁ。

要は布を紙みたいにパリッとさせて、折り上がりの形がキープされていれば良いわけでしょ?
なんか出来そうな気がする・・・
とりあえず試作してみましょう(^^)/
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で~きたっ!
こんな感じでどうでしょう?

こちらの素材は羽裏です。
紙のようにピシッと折るためにいくつか工夫をしましたが、作り方は「折り鶴」そのまんまです。
丁寧に折れば誰でも出来ると思います。
一緒にやってみましょう!

では、ざっと手順をご説明していきますが、初めに注意していただきたい点があります。

  • 布は厚みがあるので、あまり小さく作るとうまくいきません。
  • 今回は市販の折り紙より少し大きめ、21cm×21cmの正方形で作ることにします。
  • 素材は薄くて平織りの絹か綿が良いです。化繊や伸縮性のある生地は避けましょう。
  • 正方形だからと直裁ちすると直角が歪んだりするので、型紙を作ったほうが良いです。

では始めましょう!

<1>
布を型紙より少し大きめにカットし、ごく薄い接着芯を貼る。(ダンレーヌ0095など)

 

<2>
スプレー洗濯糊をたっぷり吹きかけ、アイロンする。

 

<3>
型紙通りに裁断する。

 

<4>
折り紙の要領で折り鶴をアイロンで折っていく。

 

<5>
羽、尾、口ばしの先をきれいに折りなおす。(手芸用ボンドを使うと良い)

 

<6>
折り上がったら、開いて形を整え、スタビライザーを吹き付ける(または刷毛で塗る)

 

<7>
ヒートガンまたはドライヤーで形を整えながら乾燥させる。

 

<8>
出来上がり!!

 

最後に使ったスタビライザーは布用硬化剤です。
無い場合は、スプレー洗濯のりをもう一度吹きかけて代用しても良いです。
スタビライザーは布でバッグやアクセサリーなどを作る場合に使用すると、ハリが出て、形がキープされます。
布小物を作られる方はお持ちになっておくと便利ですよ♪

洋裁で使った端切れなどを利用して、ぜひ作ってみてくださいね(*^^)v

 

 

#折り鶴 #スタビライザー #テリアルマジック #布用硬化剤