手縫い針と糸通し器のおはなし

こんばんは~(^O^)

このブログでは私が愛用している洋裁道具を色々ご紹介していますが、今日は「手縫い」作業の強力な助っ人の登場です!

「KAWAGUCHI」糸通し器

「エスコートツイン」と「エスコート2」

糸通し器って、便利ですよね~!

  1. 針差して
  2. 糸かけて
  3. ボタンを押すだけ
  4. あらふしぎ

かく言う私は数年前まで、
「こういう製品のお世話にはならないもん」
・・・と思っていました(笑)

でもお教室の生徒さんたちが、あまりに便利そうに使っていらっしゃるので、試してみたら・・・

あまりに具合が良くて、以来、手放せなくなりました~(*^▽^*)

 

ところで、写真の二つの製品、名前も形も似ていますが、ちょっと使い方が違うのです。
それをご説明しますね。

 

左側「エスコートツイン」

特徴は本体にも書かれている通り「丸穴針」と「縦穴針」の両方が使える事。
実は市販されている糸通し器のほとんどが「縦穴針」しか使えないのです。
私の知る限りでは、丸穴針が使えるのは、この「エスコートツイン」だけです。
ただし、丸穴針を使う時はなるべく細い糸を使った方が通りが良いです。
私の経験から言うと、

  •  50番60番の糸はだいたい通ります(細針使用時)
  •  40番の糸は通る確率が70%くらい(細針使用時)
  •  30番の糸は通る確率が50%くらい(太針使用時)
  •  20番の糸は通る確率が20%くらい(太針使用時)

☆これはあくまでも私個人の主観です。

丸穴針を愛用されている方にはぜひお試し頂きたいです。
ちなみに、私も丸穴針愛用者です(^^)/

※商品案内に「みすや針専用」と書かれてありますが、クロバーの縫い針、金亀の丸穴針なども問題なく通ります。

ところで、針仕事になじみのない方は「針の穴ってみんな丸いんじゃないの?」と思われるかもしれませんね。
ではこちらをご覧ください。

おわかりと思いますが、左が「縦穴」で、右が「丸穴」。
「メリケン針」をはじめ、洋裁で良く使われている針はほとんどが左の「縦穴針」なんです。
それに対し、和裁針はもともと、ほとんどが右側の「丸穴針」でした。
(最近は和裁針でも「縦穴針」が作られています。)
写真を見てお分かりのように、丸穴針は穴が小さく、いかにも糸が通しづらそうですよね。
その反面、丸穴針は頭(穴の部分)が小さいので、布の針通りがスムーズです。一方、丸穴の「通しづらさ」を解消するため、穴を縦に大きく、そしてスロープ状の溝を付けて改良したのが「縦穴(溝穴)針」です。
丸穴針よりは糸を通しやすくなりましたが、その分頭が大きくなって、布の針通りという点では丸穴針に劣ります。
また、穴が大きい分、縫っていて糸が穴から抜けやすい、という欠点もあります。

 

話を糸通し器にもどしましょう。

写真右「エスコート2」

前述したように、「縦穴針」専用です。
それにしては針の差し口が二つありますが、これは「細い針」用と「太い針」用です。
さきにご紹介した「エスコートツイン」よりも糸通りの確率は高いように思います。
太い針で20番の糸を通す場合でも60%くらいの確率です(個人の見解です^^;)
丸穴針は使わない、という方はこちらをお試しください。

糸通し器で
苦手な手縫いも
ス~イスイッ♪♪
(@^^)/~~~

#糸通し器 #エスコート2 #エスコートツイン #みすや針

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