押し入れの中に入れっぱなしだった古い和服や革のカバン。
防虫剤の臭いか、カビの臭いか、何だかわからないけど、いや~な臭いが染みついて困ったこと、ありませんか?
着物や帯などの和服は簡単には洗えないし、カバンや靴などの革製品も基本的に水洗いはできませんよね。
見たところ傷んでるわけでもなさそうだし、なんとかまだ使えそうだけど・・・
それにしてもこの臭い、なんとかならないのかなぁ・・・
はい!
そんな時の裏ワザ、あります!
私は着物リメイクの仕事もしているので、たくさんの強烈な臭いのする古着物に出会ってきました。そんな私が実際にやって、効果のある方法をご紹介しましょう(^^)/
まず、裏ワザを使う前に、一般的に効果があると言われている方法をご紹介します。
- 水洗いできる物はする。
- ブラシをかけてほこりやカビを払う
- 市販の消臭スプレーをかける
- アイロンのスチームを当てる
- 扇風機の風にしばらく当てる
- 何日か陰干しにする
これらの方法を試して、それでもやっぱり臭いがとれない時もあります。
そんな時に試して頂きたいのが次にご紹介する裏ワザです。
ただし、この裏ワザは即効性はありません。
臭いの程度にもよりますが、効果が出てくるのが2週間後くらいからです。
そんなに待てないよ~、という方は残念ですが、この方法はあきらめてください。
では始めましょう♪
使うのはこれです。
備長炭シート。
これは本来、消臭、防カビなどの目的で下駄箱やタンスに敷いて使うものです。
ネットでも販売されていますし、ホームセンターなどにも置いてあります。
使っている方もいらっしゃると思います。
でもこの裏ワザではちょっと使い方が違うのです。
たとえばこんな丸帯。これを例にご説明しますね。
1.シートは30cm幅×300cmですが、1メートルにカットした物を2枚使います。
2.1枚のシートの上に帯を乗せます。
3.シートと帯を重ねたまま、端からくるくると巻いていきます。シートは途中でなくなりますが、構わず全部巻いていきます。
4.巻きおわったら、もう一枚のシートで外側をくるみます。
5.大きめのポリ袋(またはジッパー袋)を用意し、帯を入れて密閉します。
6.この状態で2週間~1ヶ月放置します。
以上です。簡単ですね♪
備長炭の黒いのが衣類に付着しないか心配されるかもしれませんが、まず大丈夫です。
私の経験では衣類が黒くなったことは一度もありません。
もしご心配なら薄いガーゼのような物を一枚挟むと良いと思います。
この裏ワザのポイントは
- なるべくシートの面に多くの面積が触れるようにすること
- ポリ袋に入れて密閉すること
セットした日付を書いて袋に貼っておき、定期的に消臭具合を確認していくと、消臭に要する日数がだいたいわかります。
私の経験から言うと、たいていの場合1ヶ月でほとんど気にならないレベルにまで臭いがとれます。
放置したまま、忘れた頃に開けてみて、すっかり臭いがなくなっていて驚く事もしばしばです。
ぜひぜひお試しください(^O^)/